学習、交流会詳細

9月4日、「西加瀬プロジェクト(巨大物流センター建設)を考える学習会」が、川崎市平和館の屋内広場で開催されました。

このプロジェクトは、大和ハウスが住宅地のど真ん中に365日24時間フル稼働の巨大物流倉庫を建設しようとするものです。

これに対し、地元住民は「巨大物流倉庫を考える住民の会」を作り、建設中止を目標に運動を続けてきました。

この日の集会には、中原区内や他の区から104人の方が集まりました。


集会では、代表による経過説明と、新横浜に建設中の物流倉庫見学の写真や映像を使った報告、住民の声の紹介の後、交流会に入り、地元住民からの中止を求める発言が続きました。

今回の計画で、物流センター2階以上の階にいく上りランプが造られる近くの住民は「トラックが6階まで上っていくときの騒音や排気ガス、振動が心配。」

「完成すれば、わが家の日照はゼロになる。」「これからも住めるか住めないかの問題、生きるか死ぬかの問題だ。」「毎日が憂鬱。望むことは中止しかない」と不安と怒りの声をあげました。


発言では、1300台以上の車両が出庫し通過する苅宿小田中線への影響が多く指摘されました。

住吉中学や苅宿小に通学する多くの生徒がこの道路を渡ります。

また、道路沿いには、子ども文化センターや老人いこいの家があり、交通事故が心配です。


住吉地域は、長い年月をかけて、住民と川崎市が環境をよくすることに努力し、平和公園や渋川の整備など住環境の改善を進めてきたのです。

今回の大和ハウスの計画は、長年の住民の努力を台無しにするものです。

本来なら、川崎市も計画の再検討を求めるべきなのです。


集会での意見交換をふまえて、「住民の会」は、中止を求める請願署名を1万筆集めることを提案しました。

また、川崎市への請願書名と同時に、大和ハウスに中止を求めるオンライン署名も急きょ開始して協力をよびかけました。

この計画は、建設地周辺の住宅環境を劇的に悪化させます。同時に、川崎市政が、住民の生活を守ることより、物流大資本の利益を優先する都市づくりに転換することにつながります。

全市民の共同の力で、大企業である大和ハウスの計画の中止と見直しを求めていきましょう。


オンライン署名にご協力ください。そして拡散をお願いします。

https://qr.paps.jp/7f6fx



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