西加瀬プロジェクトとは?

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概要

川崎市中原区西加瀬の、三菱ふそうの工場の跡地に、ダイワハウスが巨大な物流倉庫を建設しようとしています。

川崎市HP(*1)の写真に加筆
【出入りする車の内訳】
「事業計画のおしらせ」現地看板

問題点

出入りするトラック、建物の大きさが問題です。

周辺の環境

周辺は、3階建ての住宅がひしめき合ったり、2階建ての住宅がゆったり並んでいる住宅地である。消防署のわきの道に高さおよそ40mの14階建ての建物があるが、それをのぞけば、だいたい8階建て止まりである。

トラックの走行

24時間、365日、一日平均およそ1300台のトラックが出入りします。
これだけのトラックが増えて、大気汚染、騒音、振動などで環境が悪化する。 交通事故が発生する可能性が高まる。 交通渋滞が発生しやすくなり、緊急車両の通行の妨げ、付近の住民のための交通の妨げになる。

ダイワハウスはトラックの通行に関して次のような経路を想定しています。 大半のトラックは敷地東側の市道「苅宿小田中線」の道路へ出入りします。2トン車などの一部のトラックは南側の市道「中原12号」(大型車通行禁止)から入場できます。 入出庫するトラックすべてに、左折入庫、左折出庫を指示する。 入ってくるトラックは木月4丁目交差点から尻手黒川道路にはいり、日吉中学校の近くを通る「ガス橋通り」から苅宿小田中線に入ってくる。出ていくトラックは、苅宿小田中線を労災病院の交差点まで進んで、綱島街道に入る。
すなわち、元住吉中学校、日吉中学校の校区内(その校区内の小学校の校区内も)でトラックの通行量が増える。


ところで、実際にトラックが走る道は計画通りに納まるだろうか?  国道409号線府中街道を川崎駅方面に行きたいトラックは、はたして、おとなしく関東労災の交差点まで行って綱島街道に入るだろうか?  トラックの運転手は遠回りをきらい、狭いが距離の短い道を選ぶことはないだろうか?  ダイワは倉庫に入る業者に「トラックは出庫した後、関東労災の交差点まで行くように」と伝え、業者はトラックの運転手に同様に依頼する。が、強制力はない。
出庫した後、国道409号線府中街道を川崎駅方面へ、尻手黒川道路を川崎駅方面へ向かうトラックが取りうるショートカットを描いた図が右の図です。苅宿小学校の前、住吉中学校の前の通学路などを走るトラックが増えることが懸念されます。


また、綱島街道を小杉方面からやってくるトラックは、はたして、おとなしく元住吉駅前を通過して綱島街道を木月4丁目交差点まで進み、左折して尻手黒川道路に入った後、ガス橋通り→苅宿小田中線と走るだろうか?
運転手によっては、遠回りをきらい、労災病院前の交差点を左折して苅宿小田中線に入り、ガス橋通りとの交差点まで進んで左折し、三菱ふそうの大倉町の工場と西加瀬の工場を連絡するかのごとき道に左折し、右折して苅宿小田中線に戻ったあと、左折して入場するかもしれない。苅宿小田中線の労災病院前からガス橋通りに向かう側の車線はこの物流倉庫に関連するトラックの通行は想定されていないが、こちら側の車線でもトラックの交通量が増えるという懸念がある。

建物


「(仮称)西加瀬プロジェクトについて(西加瀬地区大規模工場跡地の土地利用)」 (*2) に加筆
「(仮称)西加瀬プロジェクトについて(西加瀬地区大規模工場跡地の土地利用)」 (*2) によると、計画されている建物のうち、およそ230m×180mの領域が高さおよそ50mに達するとされています。このような巨大な建造物ができると、日照、通風、景観などに多大な悪影響があります。

これまでの経過

出典

(*1) 川崎市,2019,西加瀬地区のまちづくり. https://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/26-2-1-9-0-0-0-0-0-0.html

(*2) 川崎市,2019,「参考資料1 (仮称)西加瀬プロジェクトについて(西加瀬地区大規模工場跡地の土地利用)」. https://www.city.kawasaki.jp/500/cmsfiles/contents/0000106/106770/siryou_sankou1_191127.pdf( (*1) のページ内、『(仮称)西加瀬プロジェクトに関する「環境アセスメント手続」の着手について』からリンクあり。